新型コロナウィルスの影響で、多くの学校で「オンライン授業」を対応するようになり、たくさんの留学希望者が日本にいながら授業を受けることが可能になりました。
本来は、留学先へ渡航して、オンキャンキャンパスで授業を受けるところ、日本にいながらでも授業をできるということで、
もちろん多くの留学生にとっては辛い状況ではありますが、「お金の節約」という面ではたいぶ利点があるかと思います。
とはいえ、「お金の節約」のメリットとは反対に考えられるデメリットとして、
『友達との交流ができない、友達ができない』
という問題が出てくるかと思います。
オンライン授業で友達はできるんですか?
と、質問をされたら、私の答えは、
YES!!!!
です。
しかし、多くの人がオンラインで友達が作れないという悩みを抱えていたり、作れないのではないかという心配があるようです。
今日は、実際に3ヶ月間、カナダの語学学校での授業の経験を踏まえて、クラスメイトとの人間関係の構築や、実際のコミュニケーション方法など、
オンライン授業でも、上手にクラスメイトと交流をしていく方法を紹介いたします。
contents
私は一人が好き…そもそも留学中に友達って必要なの?
学生の頃は、たくさんの友達と群れて生活する人が多いと思います。確かに若いころは、大学の勉強というか、大学生活そのものを楽しんでいた方が多いではないでしょうか。
しかし、社会人を経験してからの留学、つまり大人の留学をする人はたちの留学の目的は『友達づくり』ではありません。
学びたいことがある、キャリアップのため、働くため、永住権のため…など、自分で稼いだお金を使って決断をした留学です。
少なくとも『キャンパスライフを楽しむ』ためではないですよね。
ですので、『私は勉強やアルバイトを頑張りたいから友達はいらない』という方もいらっしゃるかもしれません。
ましてや、オンラインですよ。対面ならまだしもオンラインでまでわざわざ友達を作る必要があるのか?と思いますよね。
実際に私も、多くで群れるよりも小グループの方が居心地がいいですし、なんなら一人でも平気だと思っている方なので、そう考えている方がいたら理解ができます。
オンラインで作った友達なんて、どうせもう会わないだろ・・・と。。
が、しかし!!!
声を大にしていいます。
『友達は必要です!!!オンラインでも必要です!!!』
私はありがたいことに、語学学校で心を許せる多国籍の友人ができました。
(メキシコ・コロンビア・ドミニカ共和国・カナダ・台湾・韓国・中国)
では、オンラインでも多国籍の友達ができるとどんなメリットがあるのか?
留学はまだしも、オンライン授業でも友達ができるとどんないいことがあるの?
友達ができてよかったことの1つは単純に『楽しいから』ですが、それ以外に、私が語学学校でできた友達との交流でよかったことを、いくつかあげてみます。
・ZOOM でのミーティングでSpeaking, Listening の練習になる
・学校の宿題や履修登録などでわからないことを助け合える
・デジタル教科書の情報を共有できる
・イベント情報が入ってくる
・生活でも困ったことを訊ける(住まいや銀行など)
・他国の文化について知ることができておもしろい
チャットのやりとりの中で、英語のWriting ,Reading の練習になる
私は語学学校のときから、メキシコ人の友達に、WhatsApp のグループに招待され、当時のクラスメイトが全員そのグループにいます。
宿題のことはもちろん、大学のことや、イベントのことなど、多くのやりとりがそこでされています。
私は日本にいて時差があるので、リアルタイムに盛り上がっているトピックに参加できないこともありますが、
朝起きてスマホをみると、多くのチャットが残っています。
それを読むだけでもおもしろい上に英語の勉強になりますし、多くの表現を学ぶことができます。
また、私も何か困ったことがあると、すぐにそこで発言をします。
個人的にやりとりをしている友達も何人もいて、返信をすべて英語でしなければいけないということに、あっという間に慣れました。
今ではとても早く英語をスマホで打てるようになりました。
食べることが大好きな韓国人の友達には、美味しそうな日本食写真が撮れるとすぐに送っています。
ZOOM でのミーティングでSpeaking, Listening の練習になる
私は、何人かの友達とプライベートでZOOM でおしゃべりをする時間がありました。
本当にインターネットの普及で無料でどこでも話ができるんですもんね、本当に便利です。
他の国に住んでいる友人と、お互いの住んでいるところをGoogle Map で見せ合いっこしたり、好きな食べ物の写真を見せあったりしました。
私の場合、語学学校から同じ大学にいく子がいたため、ZOOM で話しながら、同じ授業を履修しようと履修登録をしました。
私がよく話すのは、韓国人とコロンビア人の子ですが、韓国語もスペイン語もまったくわからない私ですが、英語で会話ができて、本当にありがたいです。日々練習です。
学校の宿題や履修登録などでわからないことを助け合える
語学学校に通っているわけです。全員、英語が第一言語ではないんですね。みんな英語学習者なので、先生の説明がわからないときもあるんです。
そんなとき、もちろんわからないことは先生に聞くのが一番ですが、それでもわからないときにすぐに質問ができるコミュニティがあるのは大変助かりました。
私がわからないことがあるとすぐに聞くと、誰かしらが教えてくれました。
デジタル教科書情報を共有できる
教科書高いんです。実際に現地で対面授業を受ける場合は、中古で買うこともできますが、オンラインで尚且つデジタル教科書だとそうはいきません。
高い教科書を買わないといけないのか…と、思っていたら、友達がみんな安く手に入れる場所を教えてくれたり、もっているものを見せてくれたりしました。
本当にこれは友達がいないとできなかったのことなので、大変ありがたかったです。
イベント情報が入ってくる
基本的には学校から直接大事な情報はメールで届くわけですが、メールで来ず、ウェブサイトにただ載っている情報って結構ありますよね。
そのようなイベント情報などを、見つけた誰かが教えてくれます。
これまでクラスメイトのおかげで知ったイベントに出ることができたこともあり、私もなるべく気づいたことは発信するようにしています。
生活でも困ったことを訊ける(住まいや銀行など)
日本語のサイトを見ると、いくつかの情報を知ることができますが、他国の留学生はどのように家探しをしたり職探しをしているのかな、ということを聞くことができます。
インターネットの情報より、直接体験した人の話を聞く方が全然いいですよね。大事な情報が詰まっています。
私も家を探すためのサイトは、友達が教えてくれました。
他国の文化について知ることができておもしろい
何気ない話から、文化を知れる。授業だけの関係だとなかなか話せませんが、仲良くなるとどうでもいいこと聞けますよね。
そのどうでもいいことの中に、おもしろいことがたくさん含まれているんですよね。
日本にいただけではわからなかったこと、知ることができます。
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どうすれば、ただのクラスメイト→友達になれるの?きっかけは?
とはいえ、クラスメイトという存在から、どうしたらそんなに仲よしの友達になれるのか?
私の経験を少しお話させていただくと、私は語学学校の授業を受けていたときに、ZOOM を用いてオンライン授業を受けていました。
ご存知の方が多いかと思いますが、ZOOM にはチャット機能がついています。
最初のクラスのときには、授業の合間の休憩時に、メキシコ人のクラスメイトからプライベートメッセージでWhatsApp の招待メールが送られてきました。
『グループに入ってよ!』と。
初日だったので、驚きましたが、こういうところが南米の方は積極的でいいですよね。
ありがたくグループにIN 。
IN するところまでは誰でもできるかと思いますが、そのあとが重要。
積極的にメッセージを書いたり返信したりするんです。
困ったときには一人で悩むのではなく、そこで質問をすれば誰かが答えてくれます。
国は違えども、年齢は違えども(ちなみに私が一番年上でした)みんな同じ英語を学んでいる仲間。
『間違った英語を書いたら恥ずかしい〜』なんて思って何も書かなかったり、一生懸命考えてテンポ悪く打っていたりしたら会話についていけません。
いいんです、間違えても。私もよくスペルは文法を後からみたら間違えた!と思うことは多かったですが、同じくくらいクラスメイトも間違えます。
間違えを恐れずにどんどんチャットでつぶやきます。
また、私はその中で、歳の近い女の子(コロンビア人)と友達になりたい!と思い、グループチャットではなく、個人チャットを使って、
『ちょっと放課後ZOOM で話さない?』と送りました。そこはもちろんOK。
語学学校にいっている間も、時々授業後に話をしました。大学の履修登録もその子としました。
その後、クラスが変わったときに、今度は私がみんなをグループに誘おう!と謎の使命感に駆られ、私がメキシコ人のクラスメイトにしてもらったように、ZOOM のグループチャットを使って、新しいクラスメイトをWhatsApp グループに誘いました。
みんな快く参加してくれ、今もよく盛り上がっています。
・・・とまぁ、とにかく、待ちの姿勢ではなく、自ら積極的に動きます。
正直、これは外国だから、とか、留学だから、とかではなく、日本人の友達を作るときもそうですよね。
一番は、『英語を間違えるのが怖くて話せない』という感情を捨てることです。
たくさん間違えましょう!
まとめ
Sayo さんはそんな性格だから、友達ができたんだよ〜と思う方もいるかと思いますが、確かに、友達作りにも『向き・不向き』があります。
私も知り合うすべての人と友達にはならないと思いますし、そんな広く浅い付き合いより、狭く濃い付き合いをしたいと思っています。
上記のように私が積極的に友達作りができたのは、その知り合った仲間たちが『友達になりたい!』と思うような人たちだったからです。
もはや国籍は関係ないですよね。
ただ、その人が好きか嫌いか。私は好きな出会った人とは長い付き合いをしていきたいので、そういうときには自ら積極的に動きます。
それが日本人でも外国人でも同じです。
30歳後半にもなって、新しい友達と呼べる人たちができるとは思いませんでした。
語学学校を卒業した今も、よい関係が築けていて本当にありがたいです。
では、オンライン授業での友達の作り方のまとめ
・WhatsApp などのSNS を積極的に活用する
・英語の間違いを恐れない!
渡航前から友達がいるって心強いですよ。渡航するのがさらに楽しみになります。
オンライン授業のよさはそこにもあるかもしれませんね。