【ウソ?本当?】英語教師は英語が話せない!?日本人英語教師の英語力【どれくらいのレベルで教員になれるの?】

話す 中学校教員

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1年間、私立高等学校で英語講師、その後11年間、某県の公立中学校で英語科教諭として勤めました、在宅うさぎ🐰です。

私自身、現役教師の頃から、Instagram の勉強アカウントにて英語の勉強を続けてきました。

英語の勉強を続けてきた…というと、『努力していて素晴らしい!』とか『専門性を高めてえらい!』などど、褒めていただけることもあるのですが、

つまりは…

英語力に自信がなかったのです!!!(汗)

私は中学生の頃から他教科の勉強は大嫌いだったのですが、英語だけは好きでした。

しかし、家は一般家庭よりも収入の少ない家庭。20歳で自分の貯金で海外にいくまでは、一度も日本の外に出たことがありませんでした。

某外国語大学在学時、2年生(20歳) のときに行った初海外のカナダでは、大学が用意してくれた語学プログラムへ参加。

夏休みの間の5週間、カナダ・カルガリーの大学で英語を学びました。ちなみに費用の30万円はアルバイトで貯めました。

外国語大学に在学していたので、周りの友達は1年間の留学など行っていましたが、私は親からの仕送りは一切なし、奨学金をもらい大学に通っていたので、留学も短期(5週間)が限界でした。

そんな私は、自力で教員採用試験を突破し、晴れて中学校教師に

英語勉強歴をまとめると、

・中学校での英語の授業
・高校(普通科)での英語の授業
・外国語大学に進学
・5週間の短期留学
上記以外は、自身で英語の勉強を進めてきました。
そんな、純日本人の海外経験たったわずかの私が、英語教師になったわけです!!
そりゃ、最初は英語は話せませんでした(汗)
もちろん教員試験では、オールイングリッシュの模擬授業なんかもありましたが、流暢に話せるか?と聞かれたら、
話せません!
しかし、ある程度話せれば教員にはなれるわけですよ。
そんなわけで、ここ近年、教師の英語力が注目されていますよね。
今日は、実際に教員を10年以上続けてきた私が、日本人英語教師の英語力について、まとめたいと思います。

 どれくらいの英語力があれば、英語教師になれるのか?

実際に私自身、教員採用試験を受けたときには、

・TOEIC 550
・英検2級
の英語力しかありませんでした(汗)。
正直、これは教員になってからコンプレックスでしかなかったので、私はコツコツを勉強を進め、定期的にTOEIC を受けたり、英検準1級を受けたりして、英語力を向上、保持できるように努力をしてきました。
Sayo
在宅うさぎ

教員時代に受けたTOEIC は760点、英検は準1級を取得!ギリギリ…

とはいえ、外資企業をはじめ、近年は会社勤務でも、TOEIC 900点以上、満点の方なんてゴロゴロいるので、この時点で英語教員の英語力は低いなって思いますよね。

・TOEIC 500点以上、英検2級程度の英語力があれば、教員にはなれる

 文部科学省の調査による教師の英語力

実は、この英語力の低さは、平成25年に開始した【英語教育実施状況調査】の結果から、さらに問題視をされるようになりました。

各都道府県・市町村教育委員会及び全ての公立小学校、中学校、高等学校を対象に、毎年1回、『子どもの英語力』・『教員の英語力』などを調査し、英語教育の充実や改善に役立てるために行われています。

【平成30年度「英語教育実施状況調査」概要】によると、CEFR B2 レベル(英検準1級)相当以上のスコア等を取得している英語担当教師の割合のグラフが以下のように示されています。

英語教師の英語力

参考までに、CEFR のレベルは、以下のように設定されています。(参照:文部科学省

CEFR 資格対象表

英語担当教師の割合のグラフを見てみると、調査開始の平成25年から平成30年にかけて、中学校でも高校でも割合が向上しています。

私のように、この調査で毎年、『英検準1級を持っていますか?』のような質問で『いいえ』と回答するのが嫌になり、資格取得した人もいるかもしれません。

Sayo
在宅うさぎ

英検準1級、IELTS 5.5 取得後は、アンケートで『はい!』と回答できるようになってよかったよ。

とはいえグラフによると、中学校教員でCEFR B2 レベル以上(英検準1級、IELTS 5.5、TOEIC 785以上)の英語科教員は、

たったの36.2%!!!

確かに、英語科教員の英語力レベルが低いと言われても仕方がない…

ちなみに、高校英語科教員は、68.2%。それでも7割いかないのですね。

確かに、英検でいうと、中学生でも準2級、2級を受験する生徒も珍しくなくなってきました。

高校生に関しては、多くの学生が高校生の間に英検2級、準1級まで挑戦するようになってきたと思います。

生徒が2級、準1級を目指すのに、教える教師が英検2級程度の英語力しかないのであれば、それは『大丈夫なのか?』と心配になることは間違いないですね。

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 英語の資格 ≠ 英語が話せる

英語のレベルを、簡単に説明したり証明したりするには、『資格やスコアの提示』が一番手取り早い方法です。

実際に、『調査』といえども、「一人ひとりの教員と英語で会話をする」なんてことはできないですからね。

つまり、この調査結果=『英語が話せる教員の数ではない』ということです。

『TOEIC 満点でも英語が話せません!』という方がいらっしゃるように、英検準1級があったからといって、『英語が流暢に話せる』わけではないのです。

もちろん英検やIELTS などは試験にスピーキングがありますが、ある程度対策をすることができるので、純粋な『英語力』でない場合もあります。

しかし逆に、帰国子女やバイリンガルなどで『英語が話せる人』は、対策をしなくても、英検やTOEIC である程度結果を残すことができます。(※英検1級やTOEIC満点は勉強が必要です。)

英検準1級は英語を話せない可能性はあるけど、英語を流暢に話せる人は英検準1級をとることができる、です。

つまり、話せる人は、英検をもっていなくても望ましいレベル (CEFR B2) はあることになります。

そういった人がこの数値に含まれている可能性もありますが、まぁ、おそらくほぼないでしょう。

そんなに英語がペラペラな方は、ほとんどの場合、最初から教師という仕事を選びません。

つまり、私の予想は、中学校で36.2%、高校で68.2%という数字は出ていますが、おそらく『英語を使いこなせる』という能力でいうと、もっと低くなるのではないかと思っています。

 英語の資格試験をしている時間がない、その意欲がない

英語の資格は、いわば『単なる資格』でしかありません。

資格

中には、相当な英語力をお持ちの方がいたとしても、ただ『受験をしない』という選択をしている方もいます。

実際に、私自身も一緒に働いた同僚の中には、『長いこと留学をしたことがあり、英語はかなり話せる、でも英検はない、TOEIC はしばらく受験していない』という先生もいました。

その理由は様々ですが、中には時間がないので、勉強している暇がない、という方もいます。

それは大変よくわかります。

ただでさえ、業務が忙しい中、教材研究やら担任業務をするかたわら、自分で英語の勉強をするわけですからね。(私も毎朝4:00に起きて勉強をしていました)

ただ、個人的な意見としては、やはり英検を受ける子どもたちを教える立場でいるのであれば、少なくとも、

・英検準1級以上
・ TOEIC 785以上
は必要なのではないかと思います。
もう一度いいますが、『資格』=『英語力』ではありません。
しかし、『努力をして取得をした』という姿は、子どもたちに見せる必要はあるのではないかと思います。
子どもたちが日々乗り越えないといけない様々な試験。その緊張する空間を、先生も通って資格をとったんだよ、という事実は、子どもたちを勇気づけるのではないかと思います。

 英語教師を目指している学生ができること

学生のうちに、ある程度『英語が得意』であれば、英検準1級、TOEIC 800以上なんかなくても教師になることはできます。

しかし、ここまで述べてきたように、子どもたちに教える立場になるのであれば、証明としての『資格』、学生と同じように『試験を乗り越えてきた』という事実を語れるようにするためにも、

学生のうちに、英検準1級以上、TOEIC 785以上、IELTS 5.5以上あたりを取得しておくことをオススメします。

勉強

もちろん教師になってからでも勉強し続けなければならないですし、資格試験も受けることはできます。

しかし、その時間を生み出すことはなかなか大変です。

思い切り勉強することができる学生の間に、英語の資格試験を受けておくことをオススメします。

アイトレ

 まとめ

教師だから英語がペラペラでないといけないか?と問われたら、私は『NO』だと思っています。

教師だって日本人。バイリンガルや帰国子女でない限り、みんな苦労して勉強して、教師になったからだと思うからです。

さらには、『英語が話せる』=『教え方がうまい』ではないですし、『英語が話せる』=『良い先生』ではないからです。

とはいえ、教師の英語力は期待され、求められている今の時代。

子どもの英語力を伸ばそうとするなら、おのずと教師の英語力を伸ばす必要があることもわかります。

現在、英語がうまく話せないな、話せるようになりたいなと思っている方も、今働きながら英語力を伸ばすこともできます。

英語教師には『国の方針・国の期待・国の要求』のために英語を勉強するのではなく、『子どもたちのため・自分のため』に英語力向上を頑張ってほしいなと思います。

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