コロナ渦中でカナダ渡航を決めた留学生にインタビュー企画!第4弾!
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Vol. 2
Vol. 3
『 コロナウィルス入国制限下でのカナダ入国体験談インタビュー Vol.4』では、2020年8月つい先日カナダに入国、ケベック州のモントリオールでまさに自己隔離中の『Cocoさん』にインタビューをしたいと思います!(CocoさんのInstagram)
モントリオールでカレッジとフランス語の勉強!入国審査時のトラブルも!?
つい先日2020年8月21日に無事カナダ入国をし、絶賛自己隔離中のCoco さんは、ケベック州のモントリオールで留学生活をスタート!
…ということは、なんと!英語に加えて、フランス語も語学学校で勉強するんです!
その語学学校とは別に、Vocational school(大人の専門学校)と呼ばれるCo-opプログラムが含まれた公立カレッジで2年間勉強した後、PGWP(ポスグラ)のシステムを使って現地就職を目指しているそうです。
なぜ留学をしようと思ったのですか?留学を決めた経緯を教えてください!
10年弱、日本で社会人をしていましたが、学生時代にトロントに留学して以来カナダが大好きになり、いつかはもう一度カナダへ戻れたらという想いがずっと心にありました。
社会経験を積んでからの留学は、多くの方が興味があることだと思います!再び勉強をしたい!という気持ちが大きいですか?
いえ。それなりの年数の社会人経験を経ていたので、どちらかというとカナダで勉強したいというよりもカナダで働きたいという気持ちの方が強かったのが正直なところです。
しかし実際にビザや移民制度について調べていくと、日本での学歴やキャリア経験を活かすというよりは現地での学歴・職歴を重ねていくことがより有効で確実な道であるということが分かり、カレッジ進学からの現地就職という方法で挑戦することに決めました。
Cocoさんはこれまでのキャリアとは別の勉強をされるということで、キャリアチェンジなされるんですよね!本当にすごいです。やはり移民のために、まずは現地就職を目指すといった感じなのですね。
無事に留学生活をスタートできてよかったですね!
コロナ渦の中で渡航するにあたり不安だったことはありますか?
まず、自分が現地でコロナにかかるかもしれないという恐怖もありましたが、渡航にあたり、何より無事にビザ発行、入国出来るかということが一番不安でした。
長期的目線としては、コロナ不況により卒業後の就職のハードルが更に上がる不安は勿論ありますが、とにかくやってみるしかないと考えています。
目の前の不安はもちろん入国できるか、ということだと思いますが、確かにこのコロナ蔓延の影響が、Cocoさんの就職時にどう影響するかは不安ではありますね。
おそらく多くのポスグラを考えている方も同じ不安があると思います。
そんな不安の中、すぐに渡航の決断はできたのですか?
いいえ、渡航しても入国拒否される可能性があるという情報が蔓延る中、やはり一度延期は検討しました。私の場合は、オンライン授業の提供がない学校だったので、次ターム(2021/01)での入学に延長するか、予定通り渡航するかという選択で迷いました。
しかし、学校の対面授業が再開していたこと、仮に延長してもその時期の状況が改善している保証はないことから、「行けるうちに渡航しよう」と思い決断に至りました。
オンラインの授業を提供していない学校だと、今渡航しなければ入学そのものと延期しなければいけなくなりますもんね…。
いろいろ不安がある中、入国のために用意した書類などを教えてください!
エージェントに指示されて用意したものは、
①学校の入学許可証(Letter of Acceptance)
②カナダ政府のStudy Permit Approval Letter
③ケベック州政府のStudy Permit Approval Letter(CAQ)
④海外保険加入証明書
⑤ArriveCANのアプリを予め記入しておくこと
さらに、自分で念のために用意したものは、
⑥最新の銀行残高証明書
⑦自主隔離先のホテルの領収書
⑧学校のパンフレット
です。
やはり書類はあればあるほど自分の安心につながりますよね!
ご自身の判断で用意されたものもあり、素晴らしいです。
実際の入国時の様子はどのような感じでしたか?
成田での搭乗手続き(航空会社職員と大使館とで連絡を取り合い、この渡航がエッセンシャルなものであるか見極め、搭乗許可が出るというプロセス)が、最初にして最大の難関だと捉えていましたが、私の場合は対面授業であることを伝えたところ、すんなり搭乗許可が出たので拍子抜けしました。
逆に、オンライン授業ということで隣で揉めている方も見たので、本当にケースバイケースだと感じました。そのため、ネットの情報に惑わされすぎない方が良いとも感じました。
『対面』っていう状況は、想像以上に強いですね!対面だと電話の確認などもなく登場手続きができたってことですね。
逆にお隣にいた方のように9月からオンライン授業の方は、やはりいろいろな作戦をとらないといけないかもしれませんね。
でも本当に今は情報が錯綜しています。惑わされないようにしましょう。
あと、ビザ発行時に1つトラブルがあったんですよ。
えええ!これまでのインタビューに答えてくれた方は、出国時が大変で、入国はスムーズだといっていましたが、何があったんですか?
私は、バンクーバー乗り換えでモントリオールに向かう予定だったので、バンクーバーでビザ発行だったんですね。
Approval Letter を提出しましたが、発行されたビザは、そこに記載されていた期限より短く発行されました。
正直長旅で疲れ果てていましたが、抗議し、何とか正しい期間でビザを発行し直して貰えました。疲れていると思いますが、書類等は相手の仕事を信じすぎずにしっかり自身の目で確認し、正しく主張すべきことは堂々と相手に主張することが大切だと思いました。
なんと!!そんなことがあるんですね!!
確かに、私たちは特に英語で書かれている書類などは、ただでさえ疲れているときなんかはしっかり読まないこともあるかもしれませんが、ちゃんと読んで確認しないといけませんね。
Cocoさんはちゃんと確認して、しかも到着したてなのに英語で抗議もしてすごすぎます!!!
無事に発行してもらえて、よかったです!!
現在、自己隔離真っ最中だと思いますが、調子はいかがですか?
キッチン付きのホテルで隔離生活をしており、特段困ったことはありません。
強いて言えば、出歩けないので時差ボケのリカバリーが遅いことぐらいです。
ホテルで自己隔離予定の方は、キッチン付きを選ぶことは一つのポイントになりますね。
確かに、旅行時はすぐにツアーや観光を始めるので、時差ボケも早めによくなりますが、ずっとホテルだと辛いですね。
何か持って行ってよかったものやいらなかったものはありますか?
持ってきて良かったものは、
①日本で契約したカナダSIMの携帯(ダントツ)
②サランラップ(カナダの食材はポーションがデカイので一気に食べ切れない…)
③スリッパ(ホテルに無かった)
要らなかったかもしれないものは、
シャンプー、ボディーソープ等(ホテルにあるし重いので)ですね。
サランラップはナイスアイディアですね!!
自己隔離中の方は、カナダ政府から確認の電話があるとおっしゃっていますが、Cocoさんのところにはありましたか?
隔離生活5日目にカナダ政府から携帯に着信があり、ちゃんと隔離しているかの確認がありました。
ArriveCANのアプリにも現地で通じる電話番号を記載する必要があるので、事前に現地携帯を契約して良かったと思いました。(最悪、ホテルフロントの番号を書けばいいのかもしれませんが、個人的には安心感がありました)
確かに!普段は電話は早々に使うことはありませんが、今は電話連絡がくるってことを考えると、事前に現地電話番号を契約しておくといいですね。
※ちなみにCocoさんも私も同じ携帯会社から日本にいる間にSIMを購入しています。
今は隔離生活でお辛いと思いますが、これから楽しみなことはなんですか?
コロナであまり積極的には出掛けられませんが、覚えたてのフランス語でどんどん話しかけたいです。勿論、学校も楽しみです。
本当に、英語に加えてフランス語も学ぶなんてすごすぎます!
今度フランス語披露してくださいね〜♡
では最後に、留学希望者・渡航延期組の方に一言をお願いします!
留学したいにもビザの目処も立たない、渡航するにもタイミングが読めない等々、先行き不透明な状況での悩みは痛いほど分かります。
実際私も準備にあたり、自分ではコントロールできない問題にぶつかり何度も挫けそうになりました。
ですが、一進一退であっても必ず状況は変わっていくし、仮にタイミングが数ヶ月〜数年ズレても、諦めなければ意志あるところに道は開けると思います。
渡航へのプロセスさえも、予測不能な今後の海外生活に向けた予行練習だと捉えて前向きに挑戦し続けて欲しいです。心から応援しています!
私を含め、2020年に渡航を予定していた方々は、自分ではどうしようもできない状況で、心がおれそうになりますよね。
でも、私からするとこのようにトラブルに見舞われながらも留学を叶えている方のお話を聞くと大変勇気づけられます。
貴重な体験談をお聞かせいただき、ありがとうございました!
まとめ
Cocoさん、詳しくいろいろと教えていただき、ありがとうございました!
個人的には、Coco さんのトラブルの体験談から、『書類の確認は本当に大事!』だということがわかりました。
自分の確認したり、サインするものにはしっかりと責任をもって一読して、何かあればちゃんと抗議ができる度胸と、それなりの英語力は必要なんだと思いました。
英語力がないと言いたいことも言えず、泣き寝入りしないといけないことも多いかと思います。
ただでさえ、長い渡航、そしてコロナ下での渡航で緊張もしていただろうに、ちゃんと入国してビザも発行してもらえて本当によかったです。
留学延期中の方々も、本当に先が不透明で不安だと思いますが、日本で準備できるものはしっかりとして、いざというときのために英語の勉強を引き続き頑張りましょう!