新型コロナウィルスによって、多くの方が留学やワーホリを延期・中止にしていることと思います。
私自身も、カナダへ4月に渡航予定だったわけですが、延期し、2020年7月現在も日本にいます。
前記事で紹介している通り、私は4月〜7月までは語学学校に通う予定であったので、その期間が丸々とオンライン授業になりました。
オンライン受講の途中で一つ記事をあげましたが、12週間(3ヶ月)コースを無事に終えることができたので、今日は様子や感想を紹介したいと思います。
エージェントさんのブログでも紹介していただきました!
まだまだ、渡航制限があったり、留学延期をしたりしている人も多いと思うので、その方たちの参考になればいいなと思います!
contents
語学学校のオンライン授業でどんなシステムなの?教材は?
私が授業を受けていたSSLC では、ZOOM を使ってオンライン授業を提供してくれていました。
プログラムの最初に、ZOOM のURL を教えてもらえるので、毎日時間になったらアクセスをします。
私のクラスはそんなに多くなかったので(7-8人) 誰かがミュートにしていなくてもあまり問題なかったですが、
でも基本的にはミュートにして、発言するときにだけミュートをオンします!
これは最低限のグループレッスンを受けるときのマナーですね。徹底してやっていました。
ちなみに教材ですが、カナダから日本に送ってもらえるわけではなく、全てデジタル教材にアクセスできるようにして、E-BOOK のような感じになります。
私は個人的には、勉強する教材は『紙派』なので、いくつかよく書き込むものは印刷代がかかりますが、印刷して用いていました。
あまり使わないものは、iPad で。
今後もオンラインで活動していくつもりの私なので、これを機にiPad を買ってしまいました!
大変便利です!
※紙の教材は、渡航後に語学学校でもらえるそうです。
どんな風に授業は進められるの? 受動的ではなく能動的に!
オンライン授業というと、受けたことのない人は、「ただ聞いているだけ?」と思うかもしれません。
つまり、先生が大事なことを話して、生徒がメモをとったり、問題を解いたりして、答え合わせをする…や、時々先生が Open Question をして、わかる生徒が答える…ような授業を想像することでしょう。
しかし、私が受けたオンライン授業は、教室と同じように、個人で考える時間はもちろんですが、グループ学習 (3-4人) やペア学習などを取り入れてくれていました。ZOOM のブレイクアウトルームというものを使います。
そのため、(いい意味で)常に授業に積極的に参加をしなければいけない状態でした。
…でないと、ペアやグループのメンバーに迷惑をかけてしまう!というような緊張感もありましたね。
どんなことをペアやグループで行うのかというと、例えば、ペアで記事を読んで理解したり、音読したり、その記事の内容をグループで話し合ったり、文法問題(テキスト)を一緒に解いたり、英文作りをしたり、問題を出し合ったり、一緒にリサーチしてミニプレゼンを作ったり…
もちろん、ゲーム形式のように、Kahoot! で遊んだり、グループ対抗で競いあったりもしました。
クラス全体での共有場面でも、先生が指名してくることも多かったので、教室と同じような緊張感でした。
ちなみに、私の学校は、授業の参加率も成績に反映されると最初から言われていたので、成績のためにもちゃんと発言したり、質問をしたり、反応をしたり(反応しないと英語が理解できていないのではないか?と思われても仕方ありません)することも大事だったと思います。
ちなみに私は3ヶ月間、毎月、授業参加率は100%の評価をもらっていました!
オンライン授業でのプレゼンテーションやテストはどのように受けるの?
前回のブログで紹介した授業内容の中で、プレゼンテーションや小テスト・試験などがありましたが、そのような活動はどのように行うのか?
まずプレゼンテーションは、リアルプレゼンテーションと同じように Power Point や Google slide でプレゼンテーション資料を作成します。
そのプレゼンテーション資料をZOOM で画面共有するだけ!
あとは英語をペラペラしゃべると笑
In Class のプレゼンテーションだと、ジェスチャーやアイコンタクトを気にしないといけませんが、さすがにZOOM ですと、アイコンタクトがカメラ目線だとしても、ジェスチャーはしても見えません。
そのため、本来は評価対象ですが、あまり気にされず評価されました。そこは対面より楽な気がします!
そしてテストですが、これも対面とは違い、すべてオンラインでの受験になります。私の学校は、Google Form を用いた試験をしており、テストの時間になると、先生が生徒に一斉にGmail を送信して、テスト開始。
テスト中はもちろんマイクはミュートですが、画面はON!先生が生徒がちゃんとテストを受けているかみています。
Google Form で回答を送信したら終わり。後日、それが採点されて返却されます。
先生がフィードバックなどを入れてくれるので、復習に役立てることができました。
オンライン授業で本当に英語力が伸びるの?
現地留学とオンライン留学の大きな違いは、まさに授業以外が、英語の環境か日本の環境か!というところですよね。
留学希望の方は英語力を伸ばしたいという気持ちはもちろん、生活大変をしたいという人も多いと思うので、確かにこの部分はネックになるところかと。
確かに生活体験ができません。授業が終われば、日本語の環境に戻ります。テレビをつければ日本語でみられる番組がやっているし、家族と住んでいる方は、日本語で会話することになります。
しかし!!!
逆に私にとっては、それがよかったと今となっては思います。
実際に私も、オンライン授業を受けると決まったときには、せっかく授業で英語を使うのに、生活が日本語ばかりでは『語学学校の授業を受けたって意味ない!』とさえ思っていたんですね。
しかし、毎日6時間半の英語づけのオンライン授業、終わればひたすら宿題…クラスメイトとはチャットで英語で会話…
日本にいても英語ばかりで、正直カナダで受けていたら生活まで英語で…しんどかったかもしれません。
生活が日本だからこそ、授業中に学ぼうとする意識は強かったですし、大量の宿題も滞ったりストレス感じることなく、ちゃんと進められたように思えます。
ちょうどステイホームだし、家にいるしかないんですよ。笑
だから、宿題も時間をかけてできたし、英語と向き合う時間になりました。
もしカナダにいたら、もちろん生活もいろいろ体験したいので、語学学校の大量の宿題を疎かにしていたかもしれません。
ちなみに!英語づけな生活だな〜と思えたのは、なんと日本にいても英語の夢を見るようになったからです。
日本でそんな体験ができるなんて思っていませんでした。
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オンライン授業でクラスメイトと仲良くなれるの?
実際に対面の授業でいれば、クラスメイトと休み時間に話したり、放課後遊びに行ったり…そんな機会があったかもしれませんが、さすがにオンラインではそうはいきません。
私は最初の南米クラスでは、ブラジル、メキシコ、コロンビア出身のクラスメイトの中に日本人が私1人。
次のクラスではアジアクラスで、中国、韓国、台湾出身のクラスメイトに私を含む日本人2人。
そして最後のクラスでは、韓国、台湾、メキシコ、ドミニカ共和国出身のクラスメイトに日本人が私1人。
どんな風に仲良くなればいいのか?といいますが、クラスメイトと仲良くなることにあまり期待していなかったんですね。オンラインですもん。
しかし!!
実際には、授業が終わった今でも、何人かとは直接WhatsApp で連絡をとり、たまにZOOM で話したりしています!!
…というのも、まだ授業があったころから、SNSでは宿題のわからないところなどを相談したり、大学のことを相談したり…
まさに『同志』という感じで仲間意識が高くありました。
コース自体が大変だからこそ、『みんなでがんばろ〜!!』ってなっていたんですね。
クラスメイトの何人かとは同じ大学にいくので、一緒に履修登録もZOOM でしたくらいです。
…ということで、コミュニケーションはとろうと思えば、オンラインでもとれて、仲良くなれますよ。国籍はまったく関係ありません!
まとめ
新型コロナウィルスのせいで、留学をどうするか悩まれている方も多いと思います。
ただ、ラッキーなことに、これまで国外からオンライン授業を提供していなかった多くの学校が、これを機に、オンラインで授業を提供してくれるようになり、どこからでも授業が受けられるようになりました。
コロナは本当にいやですが、オンラインという方法を確立するきっかけになったことは多くの留学生にはありがたいことだと思います。
(だって、滞在費がかなりの節約になりますからね)
オンライン授業を受けようかどうしようか、延期しようかどうしようか悩んでいる留学希望者の参考に少しでもなればいいなと思います。