教員・教育関係者が参加できる海外研修制度4選を紹介します!

海外教師 英語教育
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海外旅行が好きな人や海外で働くことを夢見る教員…特に、英語科教員はそういう方多いのではないでしょうか。

しかし実際のところ、夏季休業は5日間、週休や振り替えなどと合わせても、頑張って夏に10日間程度しかまとまった休みがとれない教員。(部活動等は誰かにお願いする前提で)

しかし、部活動があったり研修があったり…ハネムーンなど特別な機会がない限り、思い切って10連休もなかなかとれないものです。

さらに春休みやGW、冬休みはなかなかまとまった休みがとれないのも現状です。(多くの方が、教員は長期休みがあるようにお思いですが、実際はすべて出勤。休みの場合は、有給などを使います)

それでも、「海外に行きたい!!!」

誰にも気を遣わず、思い切り「海外で学びたい!!!」

常にそう考えている私は、情報アンテナを高く張って、リサーチをして、どうにか海外へある一定期間滞在できないかと調べて、実行してきました。

私と同じように強く「海外へ行きたい!!!」と思っている教員のみなさん。諦めてはいけません!!!実は、いくつか方法があります。

今日はそれらを一部紹介したいと思います。

教員海外研修
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 常に「海外へ行きたい!!!」アピールを管理職へする

教員には、海外で研修をできるいくつかの方法があると、上記で述べました…が、実際のところ、全てが教員の耳へは入ってきません。

…というのも、全国から県へ、県から市の教育委員会へ、そして各学校へ。どこの主催の研修かにもよりますが、どこかで情報がストップしてしまうことがほとんどです。

特に各学校へのお知らせ。管理職が目を通して、勝手に「うちの教員には該当者はいあないな」など、情報をオープンにする前に、勝手に破棄されることがしばしばあるものです。

そういう情報をすべてオープンにしてくれる管理職が学校にいる場合は、本当にラッキーで、情報がきた際に、自分から意思表明をすればいいわけです。

私自身、過去に情報を全然共有してくれない管理職の下で働いたときがあり、他の学校では募集がかかっているのに、私の耳には入ってこない…気づけば締め切られており、応募すらできなかった…なんてことがあり、それ以降、常に、

「私、海外研修に行きたいので、何か情報があればすぐに教えてください」

と、管理職の部屋にいくたびに、アピールし続けました。

本当に、「常に」です。しつこいやつだと思われていたと思いますが、インターネットで調べられる情報については自分で調べ、「この情報、学校にきていませんか?」と自ら聞いたり、「そろそろ募集、何かありませんか?」と訊いたり…

なんとそんなことを続けたおかげで、2年連続で海外研修への切符を手に入れました!!!(カナダとニュージーランド)

どちらも、「仕事」で言ったので、周りの同僚にも気を遣わず、堂々と10日~2週間程度、日本を離れることができました。

もちろん、「仕事」で行っているので、渡航中何かあっても同僚がフォローしてくれましたし、帰国後、仕事がたんまりあっても、「海外に仕事でいっていたら、時間がなくて大変な人」と思ってもらえて、なんとか乗り切れたものです。(笑)

ちなみにこれがただの海外旅行だったら、「遊んでいたんだから、仕事しろ」ってなりますよね(笑)

とにかくあらゆる研修があっても、「受け身」ではダメなんです。自分から「アピール」!!では、どんな機会があるのか挙げてみます。

 教員だって海外にいきたい!チャンスは自分の手で① 日本人学校

1つ目は、日本人学校

毎年、海外の日本人学校への募集はきます。興味がある人は応募して、審査が通れば翌年から配属されるか、翌々年に配属されるかになります。

公立学校の教師という立場を保持したまま、3年程度行くことができます。立場を保持したままなので、帰国後はそのまま公立学校で働くことができます。

ただ、以下のことに注意しなければいけません。

・国が選べない
・応募して合格した場合、国を通知されてから断ることができない

世界各国に日本人学校はありますが、自分が行きたくない地域に配属される場合もあるので、希望通りに行かなくてもいいのであれば、これが一つの方法。

しかも、応募をして合格した後に、なかなか断ることもできません。国を通知されてから断ることも、基本的にはできません。

そのため、本気で数年日本を離れてもよい状況や覚悟の上で応募をしてみましょう。

私の同期も一人、現在中国の日本人学校にいます。

 教員だって海外にいきたい!チャンスは自分の手で② JICA(青年海外協力隊)

2つ目にJICA

こちらも、教員としての立場を保持したまま、2年間海外に行くことができます。

現職教員特別参加制度というものがあり、発展途上国でのボランティア活動に興味がある人にはとてもよい機会だと思います。

ただ、こちらも国は選べません。身近にこの制度を使って2年間現職参加した教員がいますが、2人共国はバラバラ。ネパールとカンボジアでした。

私も一時期、この制度を使って2年間、発展途上国で過ごそうと考え、応募までしたのですが、持病があり健康診断でパスできませんでした。

とにかくJICAは健康診断の厳しさは有名。私の友人は、痩せすぎで通らなかったので、頑張って太っていました。

しかし、こちらも帰国後はそのまま教員として働けますし、「現職」での参加となりますので、お給料ももらえます。国がどこでもよいのであれば、いいことだらけです。

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 教員だって海外にいきたい!チャンスは自分の手で③ 英検主催 英語教員研修

3つ目は、英検主催の英語教員海外研修プログラム

夏休み中にオーストラリアに14日間行く研修です。全国でも数名しか合格できないので、狭き門。

私も2回応募しましたが、1度も行けていません。

実はこういった、狭き門の海外研修プログラムの機会は意外と多くあります。自分で勝手に興味がある研修プログラムに応募して、費用だけは払ってもらえるシステムもあります。(こちらも狭き門…)

狭き門ということはつまり、日頃から英語の勉強を必死に行い、自己アピールを存分にできる人でなければだめですね。私が努力が足りなかったと思っています。

 教員だって海外にいきたい!チャンスは自分の手で④ 各自治体の特別プログラム

実は、各市や各都道府県でいろいろなプログラムがあります。

最初に述べたように、そういったプログラムは募集がある度に、管理職からお知らせがきます。

実際に私も、2018年3月に、県主催の小中学生の短期留学の引率で声がかかり、行かせてもらうことができました。県内で英語教員2名しか行けないプログラムでしたので、ラッキーとしかいえません。

そして、今年は市主催の姉妹都市への教育視察のプログラムに行かせてもらいました。2年に1回、募集がかかるもので、隔年1名しか行けないプログラムです。

仕事内容は、ホームステイをしながらニュージーランドの学校視察です。小学校、中学校、高校と2週間滞在しながら、5~6校程度の学校を訪問します。

その中のいくつかの学校から、私の勤務する市も交換留学生の受け入れを考えているため、市と市の架け橋となる役割を担うわけです。

費用は出してもらいながら、仕事だといえども、海外の人々と交流し、文化を学べるなんて、とても素敵な機会でした。

 まとめ

調べれば、実はたくさん出てくる海外プログラム。そして、何より大事なのは、

常に

「海外研修に行きたい!学びたい!」アピールをすること。

私はこれが一番大事だと思っています。

「声が掛かったら行く」「余裕があったら行く」「仕事があるからなぁ…」「せっかくの長期休みなのに仕事は…」

そんなことを行っていたら、広がる世界も広がりません。教員の世界だけにどっぷり浸かっていたら、伸ばせるものも伸ばせません。

自ら世界を広げていきましょう!そして、「受け身」はダメチャンスは自分でつかまないといけません。つかまえにいくのです。