教員を退職し、カナダへ長期留学準備中の Sayo です!
前回の記事では、私がカナダへ長期留学(大学進学)をするために通ったカナダ語学学校(Sprott Shaw Language College (SSLC))について紹介しました。
私は SSLC のPathway プログラムで大学進学するためにEPE コースで授業を受けたわけなのですが、なぜこのコースが大学進学にはいいのか、
今日は、授業の内容を掘り下げて紹介します!
SSLC のPathway Coordinator がUVIC の担当者とWebinar を行いました。
contents
大学進学コース (EPE) で身につけられる英語スキルは?
EPE コースは、カレッジや大学にて講義を授業する上で必要とされる英語力の向上、進学後に直面するアカデミック環境に適応する力の養成に焦点を置いているコースです。
このプログラムの大きな特徴は、
「聞く・話す・読む・書く」の技能を全て身につけるわけですが、教材は基本的に全て「アカデミック」な内容です。
私自身も、エッセイやリーディングの記事の内容で、全然馴染みのないものもあり、知らない単語も多く大変でした。
以下、私が具体的にどんな授業内容を受けてきたのかを紹介します。
各Module (各月) のおおまかな学習内容
このコースは12週間(3ヶ月)続きますが、各月でModule 1~3 という名前がついています。
各Module (1ヶ月)の主な学習内容や小テスト、課題は、
・プレゼンテーション (15-20分) ×3
・速読小テスト (60分) ×2
・リスニング小テスト × 2
・ボキャブラリー(語彙)小テスト × 2
・グラマー(文法)小テスト × 1
・月1回の確認テスト(Final Exam) 3時間半 × 1
・洋書1冊
上記に加えて、日々の語彙を強化するための課題や、エッセイのための記事を読む課題があります。
この小テストの量です。はい、ほぼ毎日何かしらの小テストやプレゼンテーションやエッセイ関係の提出があります。
とにかくこのコースは時間管理(タイムマネジメント)が必要になります。
アカデミックな英語スキルを身につける “Listening”編
もちろんListening は、先生がネイティブなので、常に英語の指示や説明を聞かなければなりません。
その日常のリスニングだけで、かなり耳はよくなったような気がしますが、「アカデミック」な教材としてはどんなことを授業で行うのか。
上記で述べたように、Listening の小テストがありますが、その小テストまでに授業内で、約7~10分程度の大学の講義の音声を聞き、自分のノートにメモをとります。
講義の内容は様々。私は、Global Marketing, Memory, Animal Communication, Mars など、いろいろなジャンルの講義を聞きました。内容はおもしろいです。
何が大事かって、ノートテイキング(Note Taking)ですよね。
教授の話すスピードはとても早いので、それ聞いて理解するだけではなく、内容がわかるようにメモをとらなければなりません。
…というのも、3回聞いた後にあるリスニングテストは、そのノートを元にTrue or False を聞かれ、尚且つテストに書かれている内容がFalse だった場合、それを正しくしなければなりません。
とにかく自分のノートの内容が大事なのです!
まさにこれが大学の講義で必要なスキルですよね。
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アカデミックな英語スキルを身につける “Speaking”編
こちらも、Listening 同様に、日頃の授業では発言をしなければいけませんので、授業を受けて、尚且つ積極的に発言をしていれば伸びる可能性大です!
でも間違えることを恐れて、授業中黙っていたらせっかくのチャンスを無駄にしてしまいます!
とにかく積極的に質問などはするべきです。私はいちいち確認したりわからないことは質問をしたりしていました。
そして、Speaking の授業として、最も大きい課題が「プレゼンテーション」です。
私はオンラインでの受講だったので(オンライン授業、オンライン留学については別記事で)、プレゼンテーションのスライドはZOOM で画面共有をして、プレゼンをしました。
プレゼンのテーマは毎週決まっていますが、トピックは自分で決められるので、例えば私は、テーマが ” Learning “のときには、“Why cannot Japanese people speak English?” のような自虐ネタでプレゼンをしました笑。
15-20分の長さでないと減点されてしまうので、結構話し続けなければなりません。
が、私は英語を話すことは苦手ですが、意外とプレゼンが得意で、(これはたぶん10年以上の教師経験が大きい)プレゼンのとき、クラスメイトはみんな緊張していましたが、私は全然 narvous にはならず、楽しくプレゼンすることができました!
ついでにスライド作りも結構好きなので、準備に時間はかかりますが、自己満のスライドでプレゼン発表ができました。
私の作ったプレゼン資料はこんな感じ。
私はプレゼンテーションが好きだったのですが、なぜ好きなのかというと、自分がプレゼンする内容についての他国のことを知ることができるからです。
私は本当に、文化の違いを学んだときにやたらとExcited するので笑、メキシコやドミニカ共和国やコロンビアや韓国・台湾出身のクラスメイトに、
日本はこうだけど、みんなの国は?のような質問をすると、様々な回答があって楽しかったです。
でも、たぶんほとんどの人がプレゼンは嫌いだと思います笑
アカデミックな英語スキルを身につける “Reading”編
基本的にリーディング教材は、”Writing” の課題である、エッセイを書くための資料を読みます。例えば、エッセイのテーマが “Climate Change” (気候変動)ならその内容の資料です。
授業で、クラスメイトと交代で音読しならが読んだり、ペアで読んだり、一人で読んだり…パターンはいろいろですが、内容をしっかり理解しなければエッセイがかけないので、先生から理解度を確認する質問はいろいろされます。
また、授業で読んでいる時間がないときには、宿題になるときもありました。
それに加え、月2回の速読テスト。この内容はエッセイには関係ないときもありました。
速読といっても、結構な量を1時間で読んで、7~8問の質問に英文で答えます。
答えは、本文から直接コピぺするのではなく、必ずパラフレーズをしなければならないので、本当に内容を理解していないと解けない問題です。
アカデミックな英語スキルを身につける “Writing”編
エッセイは750words 以上(5para)を2つのテーマで書きます。
SSLCのEPE コースでは、月によって違うエッセイスタイル(エッセイの書き方)を学び、そのスタイルによってエッセイを書きます。
Module 2 : APA
Module 3 Chicago
エッセイの内容は、アカデミックで研究に基づくエッセイなので、IELTSや英検などのWriting Partとは少し違います。
基本的に、自分の意見ではなく、事実に基づくエッセイなので、I think ~ / In my opinion などは書きません。
厄介なのは、スタイルによって、参考文献や引用文献の書き方が違うこと。
これは、このコースをとっていなければ自分で学習するしかなくなるので、新しいことをいろいろ学ぶことができ、大学で活かせるスキルだなと思いました。
エッセイテーマは、私が書いたものを例にあげると、
・Climate Change
・Genetic Engineering
・Class size
など、これも様々な分野になります。
そのため、その分野での基本的な知識やもちろん単語なども知っていないといけないので、 英語だけでなく多くのことを学ぶことができました。
エッセイは、2週間に1つ書くのですが、その前にOutline を提出したり、Draft を2回提出して先生に添削してもらい、それを修正したり…など、勝手に自分で進めるのではなく、先生からの助言もたくさんもらるので、より完成度の高いエッセイを書くことができます。
ちなみに、このEPE コースはエッセイWriting に重きを置いているので、Writing は本当に頑張るべきです。
まとめ
私自身、このコースを受けようと思ったときに、あまり情報がなかったので、このようにまとめて、興味をもってくれた人の参考になればいいなと思っています。
英語力がなくて大学進学は…と諦めているみなさん、まだ諦めるのは早いですよ!
語学学校で必要なスキルを身につけて、より深い知識を学べる大学に進学して学ぶのはどうでしょうか?
私はこのコースを修了し、ビクトリア大学(UVic) に進学することが決まっているので、今からワクワクしています!
※ビクトリア大学への進学は中止しました。(参考記事)
Uvicの担当者さんからSSLCに向けてのメッセージビデオはこちらです。
何か質問がある場合は、ご連絡くださいね。