日本の英語教育は、アメリカ英語が基盤となっています。
アメリカ英語しか知らないと、今後もっと英語を勉強していきたい学生にとっては戸惑うことも出てくるかもしれません。
実際に私も、ニュージーランド(イギリス)で戸惑った経験があります。
IELTSを受験する場合、Cambridge University Pressから出ているテキストを使うことも多く、模範解答に疑問を抱くこともあるかも…
実際に私がよく使用しているテキストもCambridgeから。
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今日は、私も中学校英語(アメリカ英語)を教える立場であった経験も踏まえ、
イギリス英語との異なる言い回し、知っておくとよい表現などを紹介したいと思います。
現在完了形で使用する “for” は書かなくてもよい!!!?
これについては、イギリス英語とアメリカ英語の違いというよりも、中学校の英語教育とのつながりで紹介します。
私たちは現在完了形(継続)を表現するときに、for/ sinceを使うように教わりましたよね。私もそう習いましたし、教えてきました。
例えば、
・Kevin and Ann have been married since 2009.
こんな感じです。
中学校のテストで、for や sinceの間違いは、容赦なくバツ!!
でしたよね。
もちろん、for なしも…
しかし!!!
実は、for に関しては、
でも正解なんですよ!!!for がなしでOKということです。
いやー、for の間違いでバツになってしまう学生さん、可哀そうです。
しかし、注意点があります。
否定文のときには、for は必ずいれなければいけません。
例えば、
(ケビンとアンは10年間休暇をとっていない。)
のような感じです。
ややこしいですね。
ややこしいからこそ、中学生には、for / since !!!!と教えるのかもしれませんね。
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英語学習者が苦手な前置詞!アメリカ英語とイギリス英語の違い
前置詞…わけわからなくなりますよね。
ふと…あれ?in ? on? at? to?
よくあります。
例えば、「週末に」という表現。
中学校英語(アメリカ英語)では、みなさん on the weekend / on weekendsで習いませんでしたか?
曜日をいうとき(on Sunday等)と同じく、on を使ってきたと思います。
しかし!!!
イギリス英語だとなんと、
at!!!!!
を使うんですね。at the weekend / at weekends
前置詞を間違えてバツをもらう中学生…可哀そう…(2回目)
でも、教科書には on で出てくるんですもん。
教科書も少しはイギリス英語も取り入れてほしいって感じですね。
同じく場所を表す前置詞も異なるものがあります。
「~より前に」という表現です。
私たちは、in front of で習っているはず。
しかしイギリス英語は、at front of。
つまり、
・Look at the man at front of you!
両方正解!
正直、中学校で習う文法のこういう細かいところ、本当にどうでもいいのではないかと思えます。
でも、高校入試やテストではバツになっちゃうんですよね。
基本的な文法は大事、でも「完璧な」英語を使う必要はないと思います。
完璧に英語を使いこなすネイティブだって少ないのだから(私日本人だって日本語間違える)
細かいところは気にしない英語教育…の前に、入試制度が変わってほしいなって思います。
まとめ
今日は少ししか文法の違いを紹介しませんでしたが、まだまだ英語教育(アメリカ英語)とのイギリス英語のギャップがたくさんあります。
これから少しずつ紹介していきます。
本来なら英語学習者として、両方マスターできればいいんですがね…
英語が奥が深いです。
まだまだ私も英語の勉強をしていかなければいけません。
そして、頑張れ!学生!